― 投資で稼ぐ前に、精神が崩壊しかけた話 ―
💸生活防衛資金ゼロ。それでも俺は始めた。
「資産運用を始めたいけど、生活費に余裕がない」
「貯金ゼロだけど、今からでも投資で増やしたい」
SNSでは「貯金なくても積立投資すべき」みたいな声もある。
正直、自分も思ってました。
「もう待てない。投資で何とかするしかない」
その結果――2024年の冬、生活防衛資金ゼロで運用開始。
口座残高6,300円。
給料日前、冷蔵庫には納豆と卵だけ。
そんな状況でも、投資口座に10万円を突っ込んだ。
「これを増やせば未来が変わる」と信じて。
📋運用条件とスタート時の状況
- 投資方法:FX(ドル円、0.1ロット運用)
- 元手:10万円(生活費から捻出)
- 状況:収入月18万円、固定費約16万円(生活ギリギリ)
- 貯金:なし
- 副業:不定期のライティングあり(月3千円~1万円)
🔥第1週目|爆益スタート→調子に乗る
運命の皮肉は、最初にうまくいくこと。
ドル円の上昇に乗り、2日で+9,000円の利益。
一時口座は10.9万円に。
「やっぱり俺、センスあるかも」
「このまま5万円くらい増やせたら、家計も楽になる」
完全に勘違いしていた。
この時、負ける準備は何もできていなかった。
🌪第3週目|急落とともに崩れる生活
ある夜、米雇用統計後に急落。
ロングポジションが踏まれ、
含み損は一気に▲26,000円。
損切りが遅れ、ロスカット寸前で震える。
「損切ったら、今月の生活費が足りない」
「でも耐えれば戻るかも…」
そうして、相場を見ながら食費を削る生活が始まった。
- 米を買うのをやめ、業務スーパーの冷凍うどんに切り替え
- 電気代節約のため、夜は照明を1つだけに
- チャートを眺めながら、残高を気にして外出を控える
🧠精神崩壊へのカウントダウン
投資とは本来、余裕資金でリスクを取るゲームのはずだった。
でも生活防衛資金ゼロの状態では、
- チャートの動き=生活の浮き沈み
- 含み損=心の重さ
- ロスカット=生命線の断絶
勝ってもホッとするだけ、負ければパニック。
「冷静な判断」などできるわけがなかった。
🧮1カ月後の結果と残高
- 最終損益:▲18,500円
- 投資口座残高:81,500円
- 生活口座残高:6,200円
- 精神状態:ボロボロ(チャート恐怖症)
運用で稼ぐどころか、生活の質もメンタルも確実に下がった。
「このやり方はダメだ」と、ようやく理解した。
🧩この実験で学んだこと
✔️ 投資は“余裕”があって初めて成立する
- お金の余裕がないと、判断もブレる
- 勝っても使えない、負けたら地獄
✔️ 生活と投資は絶対に切り分けるべき
- 生活口座=命綱
- 投資口座=“失ってもいい金”で構成する必要あり
✔️ 結果は資金力に比例しないが、精神は比例する
- 元手が少ない人ほど、運用失敗時のダメージがでかい
- 「少額だから大丈夫」は幻想(少額=命金の場合)
🧘♂️現在のスタイル:生活防衛資金6ヶ月+ゆる積立
あの地獄を経て、今は以下のルールで運用しています。
- 固定費の6ヶ月分=生活防衛資金(銀行口座)で死守
- 積立NISA+月5,000円のFXデイトレ
- 利益が出ても、再投資せず“現金化”して生活費に回す
焦らない。
運用は「自分を救うもの」ではなく、「生活を豊かにするもの」。
そう思えるようになったのは、地獄を見たからこそです。
💬まとめ|「投資を始める前にやるべきこと」
| 投資の準備は「口座開設」じゃない |
|---|
| ✅ 固定費を見直す |
| ✅ 貯金を作る |
| ✅ 投資の金は“切り離す” |
| ✅ 生活と感情を守る準備をする |
✉️最後に|もし、今まさにお金がないなら
もしこの記事を読んでいるあなたが、
「今すぐお金を増やしたい」と焦っているなら。
その焦り、めちゃくちゃ分かります。
でも、今は「増やすこと」よりも「守ること」の方が大切です。
投資は逃げ道じゃない。
投資は“武器”であって、盾にはならない。
一歩でも下がって、生活と心の地盤を固めてください。
それが、勝ち続ける投資家になるための最短ルートです。

